2014年10月5日日曜日
2014年9月21日日曜日
写真講義 / ルイジ・ギッリ / luigi ghirri
みすず書房より、
Luigi Ghirri の「写真講義」という本の邦訳がでた。
このLuigi Ghirri というイタリアの写真家に関して、
日本の本屋さんではほとんど作品集の扱いはないのであるが、
そういう状況で、邦訳が出版されることはうれしいことである。
Ghirri の写真の撮り方はもちろん、
Ghirri 自身のエピソード、
レコードのジャケットと写真の関係
ボブディランの大ファンだということ
Ghirri のBGMが、
ボブディランだということは今回初めて知った。
Atelier Morandi / Luigi Ghirri / アトリエモランディ / ルイジギッリ
イタリアの写真家Luigi Ghirri が
モランディのアトリエを撮影した写真集である。
この写真家自体の日本での知名度はそれほど高くないが、
写真家やアーティストのなかでは名の知れた存在である。
一度見ると記憶に残る情景や色味をもった写真家なので、
どこかで一度見たことがあるかもしれない。
近年だと須賀敦子全集の表紙に使われていて、
本屋で見かけて覚えている方も案外多いのではと思う。
僕もその一人であるが、その時はただ通りすぎてしまった。
この本を恵比寿のリムアートで見かけたときは、
忘れ物を偶然みつけたようでうれしかった。
その後、Ghirriの本を数冊古本で購入したが、
頻度高く戻ってくるのはここである。
ちなみに、モランディのアトリエを撮った作品集はもう一冊あり、
「Giorgio Morandi's Studio」というGardinが撮影したものがある。
両方すばらしい写真集であるが、比較しながら読むとギッリの写真の
特徴がはっきり感じてもらえると思う。
2014年9月18日木曜日
Scandinavian Modern Houses / 北欧名作住宅集2
北欧の名作住宅集になります。
前回紹介したLandmarksはデンマークを中心としたものでしたが、
こちらは北欧全域からよりすぐりの住宅を紹介しています。
前回紹介したLandmarksはデンマークを中心としたものでしたが、
こちらは北欧全域からよりすぐりの住宅を紹介しています。
取り扱われている家は、
アスプルンド、ヤコブセン、アアルトといって巨匠から、
アルネコルスモ、スーヴェルフェーンといった
北欧国内で有名な作家まで14軒ほど掲載されています。
なにより北欧建築を専門とするLiving Architectureから出版されているため、
日の入り方など丹念に計算され、写真が撮られています。
日本の出版社の短期取材ではなかなかお目にかかれない
美しいシーンが多数掲載されています。
日本の住宅メーカーがつくる北欧住宅も年々良いものが出ていますが、
その源流をさかのぼるとこれらの住宅に辿り着きます。
2014年9月12日金曜日
Landmarks:The Modern House in Denmark /北欧名作住宅/デンマーク
北欧住宅集の良本である。
北欧住宅といえば、
三角屋根と白い木の外壁というイメージが思い浮かぶくらい
日本での認知度は高いと思う。
スウェーデンハウスといった北欧輸入住宅専門のハウスメーカーもあるくらい
日本人の好みにあっているのかもしれない。
ただし、
あくまでこれらのハウスメーカーで扱う北欧住宅は
量産化されたタイプのものであり、丁寧に設計されたとは言い難いものも多い。
今回紹介する「Landmarks」は、北欧の中でもデンマークの名作と呼ばれる住宅を集めています。ポールケアホルムの自邸(設計はハンナケアホルム)などの有名なものから、モーエンス・ラッセンやクヌド・フリスといった日本ではあまり紹介されない北欧の巨匠まで326ページにわたり、
序文とクレジット以外ほぼオールカラーで掲載されています。
実は北欧のインテリアを紹介する本は一般誌も含めて沢山ありますが、
綺麗な写真と図面で北欧の住宅を紹介する良本はなかなかありません。
北欧住宅といえば、
三角屋根と白い木の外壁というイメージが思い浮かぶくらい
日本での認知度は高いと思う。
スウェーデンハウスといった北欧輸入住宅専門のハウスメーカーもあるくらい
日本人の好みにあっているのかもしれない。
ただし、
あくまでこれらのハウスメーカーで扱う北欧住宅は
量産化されたタイプのものであり、丁寧に設計されたとは言い難いものも多い。
今回紹介する「Landmarks」は、北欧の中でもデンマークの名作と呼ばれる住宅を集めています。ポールケアホルムの自邸(設計はハンナケアホルム)などの有名なものから、モーエンス・ラッセンやクヌド・フリスといった日本ではあまり紹介されない北欧の巨匠まで326ページにわたり、
序文とクレジット以外ほぼオールカラーで掲載されています。
実は北欧のインテリアを紹介する本は一般誌も含めて沢山ありますが、
綺麗な写真と図面で北欧の住宅を紹介する良本はなかなかありません。
アロー自転車/西荻窪
西荻窪のアロー自転車。奥多摩産。
もう九年乗っているが、修理はタイヤのすり減りによる交換のみ。
とても頑丈というよりは、
構成している部品点数が少ないため、故障が起こりにくいという特徴がある。
それを下地にして、シンプルで潔いデザインが目立つ。
子供が分かるかっこよさである。
幼稚園を通り過ぎると黄色い声援がまれにあがる。
何よりこの自転車に搭載されているコースターブレーキ
(後輪についていて、ペダルを逆回転させるとブレーキがかかる)の耐久性は素晴らしい。
マンションに自転車置場がなかった四年間、
雨ざらしで保管していた期間もあったが、
壊れる気配がない。
通常ハンドブレーキが壊れやすく修理費がかさみがちだが、
その点、この自転車は心配がない。
http://arrownisiogi.com/
2014年9月10日水曜日
eki watch / 五十嵐威暢
札幌駅の時計が腕時計になっている。その名残として、文字盤の数字下半分(4時から8時)が上下逆さまになっている。これは、駅の時計として高い位置に垂れ下がっているので、下から見上げる時に読みやすいように工夫している。デザインは、北海道出身の五十嵐威暢さん。札幌駅に隣接するJRタワーの星模様の大時計も彼のデザインです。
Martino Gamper / 100 Chairs in 100 Days
タイトルの通り、100日間で100個の椅子を制作した記録本である。基本的な素材は、廃材をメインとしている。よく見ると、トーネットの椅子の部品があったり、自転車のサドルがあったり、中には、ビニールの浮き輪さえも巧妙に用いられている。椅子でコラージュ(器用仕事)しながら、座ってみたいと思わせる椅子らしさを残しつつ、単に美しいでは終わらないユーモアを提供している。造本はアバケがデザインしている。
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