2015年3月12日木曜日

PETER ZUMTHOR 1985-2013/ペーター•ツムトア/ピーターズントー作品集



建物を作ることにおいて、“地域主義”を最も魅力的な現代的テーマに変換した一人として、ピーター・ズントー(ペーター・ツムトァ)がいる。1980年代よりスイスの片田舎で、地域所有の小さな教会やスイスの山岳建築特有の木造工法を用いた住宅を作っており、90年代末から00年代にかけて世界中の建築家の中で注目を集めている。注目を集めた後も変わらず、スイスの片田舎で事務所を営んでいる。公共建築などの大規模な建築における彼の代表作はテルメ・ヴァルスである。地元で採れる大理石を使った温泉施設であるが、採掘場をそのまま温泉にしたような建築物であるが、ズントーの素材に対する繊細な感性が、その野蛮な原初性に美しさを与え、世界中の人々が建築巡 礼に訪れる名所となっている。ここは建築に関わりがなくても満足できる独特の美しさがあり、建築に関して全く知らない方に是非お勧めである。この作品集は5冊セットで、初期の作品から現在進行中のプロジェクトを網羅している。なかなかスイスまでいく機会がない人にお勧めである。多分、スイスに行く事になるかもしれない。







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